丁寧な施工で気密性重視
過度な暖房に頼らない家を実現
オーナーがフリーハンドで描いたスケッチ画を図案化し、やり取りを重ねて完成したK邸。ダイニングの天井は低く抑えて落ち着きを持たせ、リビングは高く開放的に。高さに変化をつけることで、暮らしの中でも無意識に安らげる空間を創出している。床は裸足で歩いても心地いい、やわらかなスギの無垢材。足元から木の温もりが伝わってくる。
屋根付きのテラスは、天井を付けずに骨組みを出し東屋のような造りに。近くを流れる川のせせらぎが聞こえ、庭にカモが立ち寄ることもあり、公園にいるかのような雰囲気を感じられる。
暖房はパネルヒーターを使用。丁寧な施工で気密性を高め、過度な暖房設備に頼らない暮らしを実現した。湿気により膨張、収縮を繰り返す木材の特性を先読みし、接着剤や防水剤の種類を使い分け、すき間の生まれにくい施工を心掛ける。細部へのひと手間を惜しまないことで、長く快適に過ごせる家を現実のものにしている。
階数 | 1階 |
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工法 | 木造平屋建て |