小さな建築工房だから叶えられる理想の暮らし

森に佇む光建築工房。設計士同士の夫婦・新井光さんと栄子さん。同じく設計士で娘の明香さん、そして気心知れたスタッフたちが、土地探しから、設計・施工・竣工、そして落成後のメンテナンスや管理まで親身に行う。これまで建てた別荘は200軒以上。時間を惜しまず、何度でも打ち合わせを繰り返し、思い描く家づくりを一緒に目指す。

家族3人で設計に携わることもあり、キッチンや水回りなどは栄子さんが担当。主婦目線も加えて、動線や日頃の使い勝手、手入れのしやすさなどを考慮する。書斎や暖炉、風呂場など〝男のロマン〞を光さんが実現させる。明香さんが若い感覚でエッセンスをプラス。実際に軽井沢で暮らし、生活を営むからこそ、家族それぞれの目線や気付きが設計に生かされている。

近年は別荘や住宅の改修にも力を入れている。築80年以上の別荘や名建築家設計の家なども、雰囲気や外観を損なうことなく、快適に暮らせるようリノベーション。軽井沢を知り尽くした知識と技術、そして豊富な経験で、歴史や思い出を次世代へとつなげている。

デザイン性のある窓。木製の窓枠が周囲の緑とマッチして絵画のように風景を楽しむことができる。

窓を全開にすると露天風呂の雰囲気になる。

切妻の屋根が周囲の緑と馴染む。ウッドデッキが広く軽井沢らしい。

名建築のリフォームも手掛ける

軽井沢の別荘建築に精通しているので、著名な設計士の建築した別荘や歴史的な家の改修の依頼も多い。モダニズム建築の巨匠らが設計した複数の別荘をリフォームしている。左は外国人が使っていた別荘で、古いベッドルームを快適なバスルームにリノベーションした。建物の持つ独特の雰囲気を大切に、快適な設備へよみがえらせる。

木の温もり感と断熱を両立

断熱材や床暖房など寒冷地の冬でも快適に過ごせるような工夫を随所に施しているので、窓が大きくて自然素材の造りでも暖かく心地よい。