最高レベルの耐震等級と、通年で春のような室内空間

「意匠美」「温熱環境」「IoT」の3つに重きを置き、それらを組み合わせた理想の軽井沢ライフを追求する設計、施工会社。絵画を切り取ったかのような景色を室内から味わうため、土地にあった建物の配置や方角、窓の位置を入念に計算して設計に落とし込む。一方で、構造性能の安定にも十分配慮。手がけた全ての建物で、最高等級「３」を実現している。

厳冬期でも、春のようにナチュラルな温かさをつくるため、1棟ごとに室内温熱環境をシミュレーション。床下空間から室内全体を暖める全床暖房システム（パッシブ冷暖®）を推奨。最新のIoTで、離れた位置からでも別荘内の温度を把握し、到着時間に合わせた冷暖房の調節を可能にした。

春～夏の昼夜の寒暖差により生じる、壁の中の結露対策も徹底。家に合った断熱材を選び、現場監督の指導により、長く暮らしてもすき間が生まれにくい丁寧な施工を心掛ける。長く家を空けたあとに感じるかび臭さ、部屋全体が温まるまでのタイムロス—軽井沢の住宅が抱える煩わしさ解消に、真正面から向き合っている。

ソファに座ったときの視線を考慮した窓の配置。

玄関へのステップを上がると、庭への眺望が広がる。

キッチンからダイニング、リビングを望む。

特許に裏付けされた、全床暖房システム「パッシブ冷暖®」

1台のエアコンで、床下からフロア全体を冷暖房するこのシステムで、2016年に特許を取得。熱と気流のシミュレーションをもとに、寒くなりがちな廊下や洗面所、トイレも含め、冬でも家中が春のような暖かさを実現する。省エネルギー性の高いエアコンのため、ランニングコストも抑えることが可能。スマートフォンから遠隔操作でき、運転の入切はもちろん、温度の調整などを設定できる。別荘に到着する時間に合わせて稼働しておけば、着いた瞬間から快適な状態で過ごせる。